相続講座⑬ 相続税の支払いを減らすことってできるの?

異業種から転職してきたモモです。
「相続税や相続手続をする会社に入ったんだー」と話をすると
必ず「相続って?」からスタートし、どんどん質問を受けます。

興味はある
自分に関係する?
聞いてはいけない話題?
誰に聞いて良いのかな?
そんな人がほとんどなんだろうなと実感しています。

そこで、このブログでは、
私が、友達や家族によく聞かれる「相続」についての質問を
弊社の相続専門家あべちゃん先生にわかりやすくご説明いただき、
「相続」の勉強をしていきたいと思います。

今まで相続税、相続手続きについて学んできました。基本的には、
基礎控除3000万円+600万円×法定相続人の数
の金額を超えたら相続税申告するということはわかりました。

相続税を支払わなければいけない場合、それは仕方ないことだと思うのですが、
相続税の支払い金額を減らすことってできるのでしょうか?

教えてあべちゃんせんせーい!

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まずは、相続税の支払金額を少しでも安くすること、できます!

相続講座⑪でもお話しましたが、相続税申告はご自身でもやろうと思えばできます。

相続税の支払いを少しでも安くしようと思った場合、
・財産の評価は下げ切れていますか?
・将来を見据えた最善の遺産分割ができていますか?
・ご自身に都合の良い解釈により財産評価していませんか?
こういった点を考慮しなければいけませんが、
やはり素人の方はもちろん、
相続税が専門ではない税理士さんでさえ難しいんです。

相続税申告の専門家である税理士に依頼する最大のメリットは、
様々な税金の知識・過去の申告経験から、相続税を最小限に抑えることはもちろん、
相続人の皆様にとって、よりよい将来を見据えた遺産分割・承継をご提案できる点である
と言えます。

では、相続税の支払いを少しでも減らすために、例えばどんな対策をしているのかというと、
こんなことをします。

①遺産分割対策
遺産分割方法によって、相続税額が変わる!
財産状況を把握し、法定相続分や相続人同士の話し合いで分割を決めている方がほとんどかと思います。

ですが、分け方によって特例が適用できたりできなかったりするのです。
当然、相続税額も変わってきます。

税理士は、所有する財産を把握・評価した上で、分割方法によって異なる相続税額をシミュレーションし
特例の適用についてもご提案致します。

豊富な選択肢から、最も理想的な分割を選んでいただくことが可能です!

②遺言の内容や趣旨の解釈
遺言の読み方によって、相続税額が変わる!
遺言に「相続させる」と「遺贈する」という表現があります。

「相続させる」と記載されている→「相続人に対して相続させるという認識」になりますが、
「遺贈する」と記載されている→「相続人以外に財産を渡すという認識」になります。

遺贈で相続財産を貰った場合、税法で、相続税2割加算となりますが、
財産額や家族構成によっては、2割加算になったとしても、
相続人以外に受け取ってもらった方が良いこともあります。
税理士によりシミュレーションを行い、将来を見据えた遺言書作成のお手伝いをいたします。

③納税資金対策
相続財産に占める預貯金の割合が少ないと、納税できるか心配!
相続財産に占める土地の割合が多かったり、
非上場株式が高額であったり、納税資金が無い方がいらっしゃいます。

生前の場合は、生命保険を活用して非課税で納税資金を確保することが可能です。
(生命保険の非課税限度額:500万円×法定相続人の数 ※その他、一定条件あり

すでに相続が発生している場合は、納税資金を工面しなければなりません。
よくある方法が、不動産の売却です。

しかし、不動産を売却しようとしても、
いくら手元に残るか、計算できていらっしゃいますか?
不動産を売却した際に発生する税金は、通常は約20%です。
売ることだけを考えてしまい、実際に手元に残らなければ本末転倒です。
まずは、売却前に手取り額を算出することが大切です。

また、空き家の特例など、売却時期や売却の手順、売却する人を調整することで、
少しでも支払う税金を減らし、
手取り額を最大化することができます。

延納や物納の申請が可能ですが、多くの時間と労力がかかります。

早目に納税資金対策をしておくことで、大切な財産を理想通り承継しましょう!

④節税対策
今回の相続だけの節税対策は、二次相続※の納税が多くなる!
(※相続税は、一般的には両親の死亡に伴い生じます。
父と母、それぞれが死亡したときに相続の問題が起きることになります。
この2度の相続のうち、一般的に1度目を「一次相続」、2度目を「二次相続」といいます。)
配偶者の税額軽減を適用し、相続税額が0円になったと満足されていらっしゃいませんか?

確かに、今回の相続に関して、相続税が安くなることは重要です。
しかし、二次相続といって配偶者の方が亡くなられた際の相続税が2倍以上になることがあります
二次相続を考慮して計算することで、最終的に最も相続税が安くなる方法があります。

配偶者に万が一のことがあった場合、今回の相続よりも相続人が1人減っています。
さらに、相続した財産も配偶者のもともとの財産に加算されて増えています。

今回は、税金は払うことになるがトータルで考えると負担が安くなる
というケースは非常に多いです。

本当に節税できているかを一度きちんと算出してみましょう!

相続税申告は相続専門の税理士に依頼しましょう!
前述通り、税理士であれば誰に依頼しても同じというわけではありません。
「相続税に強い税理士」を選ぶ必要があります。

相続税申告は「相続税法」「相続税法施行令」「相続税法施行規則」
「相続税基本通達」「財産評価基本通達」という
複数の税法とルールに基づいて作成しなければなりません。
税務申告の中でも特に難しいと言われています。

一方で、税理士1人が年間に受ける相続税申告の件数は、
日本国内の相続税申告件数は 年間約5.3万件、
税理士の登録者数は約7.4万人ですから、
0.72件なり、実は1件にも満たないのです。
相続税の申告を数多く行っている事務所は、そう多くは無いと言えます。

お医者さんにも外科、内科、精神科などの専門分野があるように、
税理士にも相続専門がいます。
税理士に相談される際は、相続専門税理士にご相談されることをおすすめします。

当センターの税理士佐藤智春は、
2021年度の相続税申告件数120件、
仙台エリアでNo.1の申告実績数があります。
相続が発生している方は無料でご相談をお受けしておりますので、
一度ご相談にいらしてください。まずはご相談ください

選ばれる理由 https://souzokuzei-sendai.com/105

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あべちゃん先生ありがとうございます!
相続の専門税理士が関わると劇的に支払金額が変わりそうですね!

【まとめ】
○相続税の支払いを少しでも減らすことはできる!
様々な税金の知識・過去の申告経験から、相続税を最小限に抑えることはもちろん、
相続人の皆様にとってよりよい分割・承継を提案できる相続の専門税理士へ依頼すべし!

相続税の申告って、税務申告の中でも特に難しいんですね!

あべちゃん先生次回もよろしくお願いします。

担当:モモ

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